大手電力会社の規制料金値上げが認められ2023年6月分からの電気料金は40%前後値上げになります。
大手電力会社の料金値上げが認められましたので予想通り新電力も値上げに踏み切っています。沖縄ガスニューパワーも値上げの通知が届きました。
しかし、新電力の方の値上げは大手電力会社のレベルではなさそうです。計算してみたところ70%前後の値上げになります。
この手の電気代のニュースでよく使われる「一般的な家庭の電気利用量」というのがよくわからないので、月の利用量400kWh、500kWh、600kWhでどの様な電気代になるのか計算してみました。
電気利用量400kWhの場合の値上がり方
沖縄電力
月に400kWh使った場合、42%電気代があがります。報道の数値をあまり差はないと思います。
電気代としては、6000円ほどの値上がりになります。
沖縄ガスニューパワー
沖縄ガスニューパワーは月に400kWh使った場合、68%の値上げです。料金改定前までは沖縄電力よりも2,000円ほど安かった物が、6月の料金改定後は100円ほどしか安くなりません。
一気に7割値上げって恐ろしい・・・
電気代としては7,000円ほどの値上がりになります。
電気利用量500kWhの場合の値上がり方
一般的な家庭の電気利用量はこのあたりでは無いでしょうか?
沖縄電力
値上がり率は40%ほどと400kWh利用時と大差はありません。
電気料金としては約7,000円の値上がりです。
沖縄ガスニューパワー
第三段料金の値上り率が75.3%と他よりも大きいため更にお得感はなくなります。
沖縄電力と比べて150円安くなります。改定前は2,800円ほど安くなっていたのに、改定後は150円です。
電気料金としては9,000円ちょっとの値上がりです。
電気利用量600kWhの場合の値上がり方
沖縄電力
沖縄電力は300kWh以上の第三段料金の値上り率が他よりも低めのため、電気利用量が増えると値上がり率自体は下がります。
しかし、それでも40.6%の値上げで料金としては、8,000円近い値上げです。
沖縄ガスニューパワー
沖縄ガスニューパワーは、300kWh以上の第三段料金の値上がりが75.3%と他よりも値上り率が大きいです。
そのため全体的な値上がりは70.6%と恐ろしい値上げになります。電気代としては、11,000円ちょっとの値上げです。
沖縄電力と比べると、200円安くなります。
大手電力会社でも新電力でも料金差がなくなりました
今回の沖縄ガスニューパワーの値上げ幅を見ても分かる通り、散々揉めて40%前後の値上げする大手電力会社の値上げ率よりも、自由料金の新電力の値上げ幅はえげつないものがあります。70%の値上げが出来るのはこういうインフラに関係する仕事だけじゃないでしょうか?
それぞれの料金は沖縄電力より少し低目に設定はしているので、安くはなりますが月に100円~200円程度です。
大手電力会社でも新電力でも料金には大差なくなりました。
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