エアコンを24時間つけっぱなしの方が電気代が安いというのは嘘

Nature Remo Eで色々分かってきた

Nature Remo Eとは、現在の電気消費量が可視化できる機器です。Nature Remoアプリで今電気をどれくらい使っているのかを見ることが出来ます。

エアコンはONにしてすぐが一番電気を使う

エアコンはONにして、エアコンの設定温度に室温がなるまでが電気を一番使います。色々なところに書かれているこれは本当です。

具体的に言うと、エアコン2台をONにすると2,000Wほどの電力を消費しています。10分ほど経つと徐々に室温が下がってきて徐々に電力消費量も落ちてきます。

20分も経つと室温はエアコンの設定温度くらいになり1,400Wほどの消費電力になります。

エアコンの付け始めが一番電気を使うということは本当ですが、それは付け始めの10分程度です。

「エアコンはONにしたらしばらく電気を食うからつけっぱなしの方が電気代が安い!」となったのでしょうが、それは最初の10分程度です。

その後も劇的に電気消費量が落ちるのかというとそういうわけでもありません。

しかしエアコンのこまめなON/OFFは電気代が高くなる

そうは言っても、お風呂に入ってる間エアコンをOFFにしておく!といった使い方はかえって電気代が高くなります。

お風呂に入ってる15分~20分の間でエアコンをOFFにすると、お風呂上がりにまた室温を冷やすためエアコンをONにした数十分は大きな電力が必要になります。

エアコンはこまめなON/OFFでも電気代は高くなります。

エアコンを切る目安

最初に書いた通り、私の環境ですとエアコンの設定温度くらいに室温がさがるのに30分程度かかります。

エアコンをONにしたら最初は強風運転で一気に部屋を冷やそうとすると思います。その後、室温が下がると風量は弱まります。

それまでの時間を目安にしたら良いと思います。

室温が快適になるのに、30分ほどかかるなら30分以上外出する時にはエアコンは切る、それ以下ならエアコンはONのままという考えで良いと思います。

エアコンをつけっぱなしの方が電気代が安いケース

ネットではエアコンつけっぱなしで電気代が安くなった!という情報をよく見かけます。それではどういうケースでエアコンをつけっぱなしにしたほうが電気代が安くなるのか考えてみました。

外気温・エアコンOFF時の室温と設定温度の差が大きい

エアコンOFF時の室温が30℃でエアコンで室温を16℃にしたい!というなら、エアコンが落ち着くまでにそれなりに時間がかかります。

私の環境ですと2,000W消費する時間が長くなるわけです。エアコンOFF時の室温とエアコンON時の設定温度に差がありすぎる場合は、消費電力がMAXの時間が長くなりますのでエアコンはつけっぱなしの方が電気代は安いと思います。

エアコンの性能が部屋のサイズにあっていない

部屋が広すぎてエアコンの設定温度に室温がなるまでに時間がかかるということも考えられます。上と同様に消費電力MAXの時間が長くなるわけですからエアコンつけっぱなしの方が電気代は安くなる可能性があります。

しかし、部屋が広すぎて室温が下がるまでに時間がかなり必要になるなら、そもそもエアコンのサイズが部屋のサイズに合っていないのではないでしょうか?

エアコン購入時に8畳用、12畳用など目安になる部屋のサイズが書かれていますが、部屋の気密性、屋根の高さ、部屋の断熱性など色々な要素があります。

屋根が高い、断熱性が低いなどエアコンが効きづらい要素があるならワンサイズ大きめのエアコンを取り付けたほうが電気代は安くなると思います。

外出時間が微妙な時はどうしたらいい?

先程書いた、エアコンをOFFにするべき目安時間くらいの外出時間の時はどうしたらいい?と悩みます。

そういう時は、エアコンをOFFにするのではなく、エアコンの設定温度を少し上げて外出すると良いです。

真夏の昼間の1時間程度の外出時には特にそうした方が良いです。外気温は30度を超えていますので、エアコンをOFFにすると室温は一気に上がります。

その上がり切った室温をエアコンONにして再度冷やすより、エアコンの設定温度を数度上げて外出したほうが電気代は抑えることができます。

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